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ひとつは、身体と脳を休ませることです。特に脳を休ませるという役割が重要になってきます。人間の脳は、起きている間中活発に活動しています。そのことから、夜になるとすっかり疲れてしまい「休みたい」という信号を発するのです。そして休息時間として「眠り」を要求します。
次に、記憶の定着です。正確に言うと記憶の整理ということになるのですが、寝ている間の脳は記憶の整理をします。「休みたい」という信号を発しながらも、完全には休んでいないのですね。今日得た知識や情報をその日のうちに必要不必要に分け、場合によっては記憶の引き出しにしまいこみます。
世の中の動物たちも、多くは身体を休ませるために寝ています。ですが、イルカやカツオなど一部の動物は左脳と右脳を交互に休ませ、身体を休めるということはないようです。
人間は進化の過程で脳を休める必要性が出てきたため、身体を横にして眠っているのです。また、眠っている間には細胞が新しくできたりもします。

眠りのメカニズムってご存知でしょうか。よく聞くのが「レム睡眠」「ノンレム睡眠」というものですよね。テレビなどで聞いたことがあるかと思います。
レム睡眠とは浅い眠りで、夢を見るときはこのレム睡眠状態であることが確認されています。一方で、ノンレム睡眠は深い眠りといわれています。
人間の眠りのメカニズムを見ていきましょう。まず、眠りについた直後はレム睡眠です。うつらうつらとしている状態とも呼べます。次に、深いノンレム睡眠がやってきます。
眠りについてから3時間は、ノンレム睡眠の占める割合が非常に高いです。そしてその後、起きるまでの間はレム睡眠とノンレム睡眠が、80分から110分のサイクルで繰り返されます。目覚める時間に近づくと、徐々にレム睡眠が多くなっていきます。
なぜレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返すかというと、脳の働きに原因があります。ノンレム睡眠のとき、脳は活動をかなり休めています。つまり、最低限の身体を保つ働きしかしていないのですね。
それを起きる直前まで休んでいると、起きてからが大変になります。突然脳のはたらきをよくするのですから、かなりのパワーが必要になりますよね。そのために、レム睡眠があるのです。
レム睡眠は浅い眠りですので、脳はある程度活動しています。その状態からなら、身体の活動にも対応しやすいという特徴があります。
睡眠には個人差があります。特にそれが顕著に表れるのが、睡眠時間です。周りの人と比べて、睡眠時間が短くても元気な人っていますよね。逆に睡眠時間が長くても、まだ足りないという人もいるのではないでしょうか。
そう、睡眠時間は人によりけりなのです。一般的には7時間、8時間といわれますが、それも理想的な値というよりは平均値に過ぎません。ですから、理想的な睡眠時間は一概にはいえません。
ただ、理想的な眠りであればある程度の基準があります。睡眠時間に関してもいえることかもしれませんが、何より「よく眠った」と思えること。そして、身体の調子が普段と変わりないこと。これを満たしていれば、理想的な眠りについていたといえそうです。
また、そういった眠りのために必要な時間はありませんが、時間帯で言うなら午後10時くらいから午前3時くらいまでは眠りについていたほうがよいでしょう。この時間帯は「睡眠のゴールデンタイム」と呼ばれています。短くてもこの時間に睡眠をとっていると、疲れが出にくくなることで知られています。
また、成長ホルモンが分泌されるのもこの時間帯ですから、老化防止にもなります。遅くても12時には寝るようにするとよいでしょう。
女性の場合は特に気になる、皮膚の再生も夜中に行なわれることで知られています。理想的な眠りとは、夜中にしっかり寝ておくことといえるかもしれません。

睡眠障害とは、睡眠に関するすべての悩みを指す言葉です。睡眠障害国際分類では、88種類の睡眠障害があるとされています。
睡眠障害は、主に4つに分類されます。
ひとつは睡眠異常です。睡眠自体が病気、というものがこれに当たります。不眠症も睡眠異常のひとつです。また、代表的なものとしてナルコレプシーが挙げられます。ナルコレプシーは、日中でも場所、時間を選ばずに突然眠ってしまう病気です。ナルコレプシーの人は、夜間は眠れずにいることが多いようです。
次に、睡眠時随伴症です。主なものに夜驚症、夜尿症などがあります。夜驚症は、小学校入学前から小学校低学年の子によくみられる症状です。睡眠中に、突然叫び声をあげたり起きたりするというものです。ほとんどの場合は、成長と共に治ってしまいます。
次に内科、精神科的睡眠障害です。精神病やうつ病に伴って、不眠や過眠になってしまうという症状です。こころの病と闘う人には、不眠の人も数多く存在しています。
最後に、その他と分類されるものです。その他にはショートスリーパー、ロングスリーパーなどが挙げられます。短時間の眠りで平気な人、長時間の眠りが絶対必要な人です。これらの人々は分類が正確になされていないため、「その他」ということになっています。
ショートスリーパーの代表格としてナポレオン、ロングスリーパーの代表格としてアインシュタインがいます。また、テレビでおなじみのみのもんたさんや明石家さんまさんなども、ショートスリーパーとして有名です。
本格的に、眠れない方には、心療内科か精神科での診療をおススメします。(今では睡眠専門医もいるそうです)
しかし、アロマやマッサージを利用することで、良い睡眠が得れることも多いです。
特に、体の疲れやストレスからくる睡眠障害の場合はたいへん効果的です。
もし、ご興味がおありのときは、ご相談ください。あなたの悩みに全力で向き合います。